実験1.
容器に入れた水の中に針金のコイルを浸し、これに化学電池を用い、電流を通して水温の上昇を
精密な温度計で測定するとともに、 電流計によってコイルに通じた電気の量を測った. |
[結論]
「当量の電気の通過の熱的効果は、回路を形成する金属の長さ、太さ、形状、または種類のいかんに |
ここに見いだされた関係は、今日「ジュールの法則」と呼ばれるものにほかならない。
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[目的]ジュールの法則を検証する。 |
[方法]1.図のように電源、すべり抵抗器、電流計、ニクロム線を直列につなぎ、
ニクロム線の両端に電圧計をつなぐ。 2.すべり抵抗器を調節して、ニクロム線(抵抗5.0Ω)に 3.5分間電流を流し、水の温度変化を測定し、発生した熱量を計算する。 4.ニクロム線の抵抗を10Ω、15Ω、20Ωと変えて 5.次に、ニクロム線の抵抗を一定(5Ω)にして、すべり抵抗器を調節して、 |
電流(A) |
電圧(V) |
抵抗(Ω) |
温度の変化(℃) |
温度上昇 |
発熱量 |
℃ |
cal |
次にジュールは、電池の代わりに発電機を用いて回路に電流を流し、この電流(誘導電流)もジュールの法則に従うかどうか調べることにした。
発電機を媒介にして仕事を電流に変え、ジュール熱を測定した。
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[結論]
誘導電流の場合も、ジュールの法則に従う。
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◇課題実験3
電流(A) |
電圧(V) |
抵抗(Ω) |
温度の変化(℃) |
温度上昇 |
発熱量 |
℃ |
cal |
磁界 → → → → |
水を入れたガラス管に電磁石をいれ、 これを磁界中で回転させる。 |
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左図のように、回転させるべき軸に糸を巻き付け、 糸は滑車を通って分銅をのせた皿につなぐ。 こうすれば軸にはたらいた仕事は、 分銅の重さとその降下距離とから簡単にわかる。 この実験はきわめてむずかしいものであるが、 彼はこれから1ポンドの水を1F暖める熱は 838フィート・ポンドの仕事に相当するという結果を得た。 |