哲学思想分野名言集 

    

ニーチェ
比喩的表現が強いかもしれませんが、自分なりに修正して読めば、参考になります。自己存在の在り方を考えるとき、彼の言葉には感銘を受けます。
ツァラトゥストラはこう言った  わたしはあなたがたに超人を教えよう。人間克服されなければならない或物なのだ。(Der Mensch ist etwas,das uberwunden werden soll.)
    かつてあなたがたはであった。だが、いまもなお人間は、いかなる猿よりも以上に猿である。
(Einst wart ihr Affen,und auch jetzt noch ist der Mensch mehr Affe,als irgendein Affe.)
    かつては神を冒涜することが、最大の冒涜であった。しかし、神は死んだ
     人間は、動物と超人の間に架けられた一本の綱である。底なしの断崖の上にかかる綱である。(Der Mensch ist ein Seil,geknupft zwischen Tier und Ubermensch--ein Seil uber einem Abgrunde.
   人間における偉大なところ、それはかれがであって、目的ではないということだ。人間において愛されるべきところ、それは、かれが移りゆきであり、没落である(聖者と堕落者の間をさまよう者である)ということである。
(Was groβ ist am Menschen,das ist,daβ er eine Brucke und kein Zweck ist:was geliebt werden kann am Menschen,das ist,daβ er ein Ubergang und ein Untergang ist.)
    あなた方が体験できる重大なことは、何であろうか?それは大いなる軽蔑の時である。あなた方があなた方の幸福に対して嫌悪をおぼえ、同様に、あなた方の理性にも、あなた方の徳にも嘔吐をもよおす時である。
    わたしの幸福は何だろう!それは貧弱であり、不潔であり、みじめな安逸であるにすぎない。私の幸福は、人間存在そのものを肯定し是認するものとならなねばならない!
    わたしの理性は何だろう!それは獅子が獲物を求めるように、知識をはげしく求めているだろうか?わたしの理性は、貧弱であり、不潔であり、みじめな安逸であるにすぎない!
     わたしのは何だろう!それはわたしをいまだかつて熱狂させたことがない。わたしの善、わたしの悪に、わたしはなんと退屈していることだろう!すべては貧弱であり、不潔であり、みじめな安逸であるにすぎない!
     わたしの正義は何だろう!どうみてもわたしは燃え上がり、燃え尽きる者ではない。だが正義の人は、燃え上がり、燃え尽きる者だ。